音楽名言集

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シューマンがショパンの《”ドン・ジョヴァンニ”の”お手をどうぞ”による変奏曲 変ロ長調》を聴き、自身が関わっていた雑誌、『一般音楽時報』で発表した文章です。


「脱帽せよ、諸君」なんて、こんな文書の記事を書けるシューマンもまたすごい人物ですね。


「英雄のみぞ英雄を知る」と言いますが、まさに天才が天才を見抜いた瞬間ですね。

ハッキリ天才だと限定しています。


歴史的な一場面に目の前で遭遇したかのように新鮮な感じがし、思わず興奮を覚える文章です。

文豪、小林秀雄さんの著書、「モオツァルト・無常という事」の中の一文です。

小林秀雄さんはモーツァルトをこよなく愛しました。

あいにく私には難解で、小林さんの著書からの語録を集めた、「人生の鍛錬」しか読んでいませんが、文学家であるにも関わらず、音楽、絵画、工芸、建築など、あらゆる芸術に対する深い造詣をお持ちで、大変素晴らしい芸術家です。


この文はモーツァルトの交響曲第40番の第1楽章について書かれたものだと思います。

第40番、第1楽章の音楽史上に燦然と輝く名旋律。
音楽の、音の流れをせきとめ抑圧することなく、その力を知り尽くした上で自由に跳躍させ、上行、下行させる絶妙の旋律。
まさにモーツァルトは音楽そのものです。

音符の科学のみならず、そこにはモーツァルト自身の人生経験から来る悲しみの感情がほとばしり、あふれ出ています。

私も聴くたびに、感動を覚えます。


まさに天才のみが走らせることのできる旋律です。


どんな言葉より、小林秀雄さんのこの言葉がすべてを表しています。



「モオツァルトのかなしさは疾走する。涙は追いつけない…」



  


モーツァルトの録音ならば、私は断然、ブルーノ・ワルター/ウィーンフィル盤をお勧めします。
ワルター以上のモーツァルトはないように思われます。

あとはカール・べーム/ベルリンフィル盤が個人的には好きです。
正統派な表現のべームはいつも聴きやすい感じがします。

あと個人的に好きなモーツァルト演奏の指揮者はジェームス・レヴァインですが、こちらはどちらかというと明るい交響曲の方がしっくりきます。

かの有名なビートルズのジョン・レノンが言った言葉です。


現在、著作権の問題などがかなりうるさくなりました。

確かに作曲家や演奏家などの努力の結晶である音楽という知的財産は守られてしかるべきだと思います。

しかし、著作権には楽譜を買ってもまた、演奏権の問題などが発生し、二重、三重にお金儲けに使われているのも事実です。

作曲家やアーティストの報酬がせいぜい売上の10%以下(楽曲製作と歌唱を合わせても15%程度)だと言われています。

楽譜の値段も法外に値上がりしています。


著作権の問題が日に日に音楽の普及を妨げていっているような気がする今日この頃、ジョン・レノンのこの警鐘は現在にも通ずる重みを持っています。


いろんな作曲家たちやアーティストたちが、現在著作権料の値上げに反対しています。

どうにかならないものでしょうか。
死の床にあったショパンの傍らに、友人のピアニストがいました。

彼は苦しそうなショパンを励まし、落ち着かせようとこう言ったそうです。


「君のソナタを演奏しよう」


その時にショパンが言った言葉がこれです。


ショパンと長く同棲生活を送っていたジョルジュ・サンドもこう言っています。

「ショパンの音楽には歴史上のどの音楽家もかないません。彼の天才はバッハ、ベートーヴェンですらも遠く及ばないでしょう。ただ一人、モーツァルトだけが彼の音楽に匹敵する、いや、それ以上の存在なのです」

ショパンはモーツァルトを愛して止まず、自身の葬儀には必ずモーツァルトのレクイエムを流すよう言っていたそうです。

ロシアの作曲家、P.I.チャイコフスキーが言った言葉です。

モーツァルトは私も大好きな作曲家で、理屈なしに聴けるというか、雑念をはさむ余地のない心地よい世界へと誘ってくれる作曲家です。

嫌なことがあったときなど、モーツァルトの音楽は真の安らぎを与えてくれます。