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大作曲家、オリヴィエ・メシアンによる、これまた大作曲家、モーリス・ラヴェルの楽曲分析です。

ラヴェルについては数多の作曲家たちが研究の対象としてきました。
彼の作品を研究することはクラシックの伝統を研究する上で欠かせない事だと思います。

一見、彼はドビュッシーなどと並び称せられ、独自の理論に基づき作曲していったかに見えますが、実は厳密なクラシックの脈流を受け継いだ正統派作曲家と言えます。

そういう意味では、絵画における「印象派」と呼ばれる画家たちも日本では誤解の対象となっています。
厳密な意味での「印象派」とは、伝統の正当性、伝統に基づく規律を絶対とし、それを頑なに守ろうとした芸術家たちでした。

そういう意味でラヴェルは、その時代の誰よりも厳密な意味での「印象派」作曲家だったと言えると思います。

本書を通して、ラヴェルの素晴らしい作品たちの真髄に触れることをオススメします。
(本当に凄い本です!)

ですがピアノ楽譜もセットで購入しないと、意味がありませんので悪しからず。

こちらのピアノ譜ですが、三善晃さん監修だけあって、巻末のアナリーぜもかなり素晴らしいです!


   



音源も合わせてどうぞ。
以下、「ラヴェル弾き」と呼ばれたピアニストたちによる、お薦め音源です。

   

久々の更新です…(いつもの事ですが…)。

書籍の紹介です。

「アナリーぜで解き明かす 新 名曲が語る音楽史 グレゴリオ聖歌からポピュラー音楽まで」という少々長い題名ですが。


音楽史というと時代や作曲家の簡易伝記などによって説明するものが多いのですが、この本はアプローチの仕方が全然違います。

”音楽作品”そのものにスポットを当て、その斬新性、前衛性を解き明かすことによって、音楽作品そのものがいかに時代を推し進めたかが丁寧に解説されています。

普通の音楽史とは一味違い、私のような作曲、指揮、演奏などに携わる者にとってはかなり必見の書でした。

クラシックのみならず、ポピュラー音楽についても偏見なく(?)書かれていますので、広く音楽を愛し、また学ぶ方々すべてにオススメします。











なぜ人は音楽するのでしょうか。

その動機は多岐に渡るでしょう。

始めたのは親の影響であったり、自分で音楽を選択していなかったりもするでしょう。

しかし、いろんな苦労や悩み、壁にぶち当たりながらも、音楽を継続しているということは、つまり何かを表現したいからなんだと思います。

たとえ口を塞がれても、振り切ってでも、そのことにより何かを犠牲にしてでも、自分は…

あなたにむかって言いたい!

人々にむかって叫びたい!

世界にむかって歌いたい!


それこそが表現者として、音楽をする者として一番大事なことなんでしょう。


そういう人を音楽家、芸術家、アーティストと言うのでしょう。

テクニックやセンス云々ではなく、アーティストの資質とはこれ以上でもなく、これ以下でもないのではないか…。

これさえあれば立派なアーティストと呼べるのではないか…。


最近は、そう思っています。